
携帯(スマホ)代についてのアンケートを実施し、月々の料金を安くする方法を調査した。
携帯(スマホ)代の平均はいくら?アンケート調査結果
携帯(スマホ)代に関して、10代から70代の男女904人に以下のアンケートを実施した。
・月々の携帯代の平均
・キャリア別の携帯代の平均
・年齢別の携帯代の平均
・携帯料金は高いと思うか
・乗り換えたいと思うか
アンケート結果について詳しく解説していく。
月々の携帯代|平均は?
月々の携帯代はいくらかをアンケート調査した結果は次の通り。
月々の携帯代の平均 | 割合 |
---|---|
999円以下 | 8.5% |
1,000〜1,999円 | 1.5% |
2,000〜2,999円 | 21.1% |
3,000〜3,999円 | 19.9% |
4,000〜4,999円 | 9.7% |
5,000〜5,999円 | 7.7% |
6,000〜6,999円 | 6.3% |
7,000〜7,999円 | 6.9% |
8,000〜8,999円 | 4.3% |
9,000〜9,999円 | 3.3% |
10,000〜14,999円 | 7.0% |
15,000〜19,999円 | 2.4% |
20,000円以上 | 1.3% |
月々の携帯代は2,000〜2,999円と答えた人が1番多く21.1%となった。次いで多かったのは3,000〜3,999円の19.9%で、2,000〜2,999円と合わせると40%近くを占める結果となった。
月の携帯代の平均は2,000〜3,999円が全体の平均と言えるだろう。
キャリア別の携帯代の平均
キャリア別の携帯代を調査した結果は以下の通り。
999円以下 | 1,000〜1999円 | 2,000〜2,999円 | 3,000〜3,999円 | 4,000〜4,999円 | 5,000〜5,999円 | 6,000〜6,999円 | 7,000〜7,999円 | 8,000〜8,999円 | 9,000〜9,999円 | 10,000〜14,999円 |
15,000〜19,999円 |
20,000円以上 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3大キャリア | 0.4% | 3.2% | 7.5% | 13.1% | 11.2% | 11.5% | 10.5% | 11% | 6.5% | 5.8% | 12.4% | 3.9% | 2.3% |
3大キャリア格安プラン | 20.7% | 5.9% | 25.7% | 32.6% | 5.9% | 2.9% | 0.9% | 3.9% | 0% | 0% | 0% | 0.9% | 0% |
楽天モバイル | 3.6% | 48.6% | 23.8% | 22.9% | 0.9% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
UQモバイル | 4.5% | 33.3% | 32.1% | 13.7% | 9.1% | 2.2% | 0% | 1.1% | 3.4% | 0% | 0% | 0% | 0% |
ワイモバイル | 5.5% | 25.5% | 28% | 23.3% | 11.1% | 3.3% | 1.1% | 0% | 1.1% | 0% | 0% | 0% | 0% |
その他格安SIM | 30.7% | 41.7% | 23% | 3.2% | 0% | 1% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と3大キャリア格安プラン(ahamo・Povo・LINEMO)は3,000円代が最も多い結果となったが、3大キャリアは10,000〜14,999円が2番目に多いのが特徴的だ。
楽天モバイルやUQモバイル、その他格安SIMは1,000円代が1番多い結果となった。その中でも、その他格安SIMは999円以下が30.7%と次いで高い結果となり、多くの人が月額料金を抑えられていること読み取れる。
年齢別の携帯代の平均|20代は?
年齢別の携帯代の平均は以下の通り。
999円以下 | 1,000〜1999円 | 2,000〜2,999円 | 3,000〜3,999円 | 4,000〜4,999円 | 5,000〜5,999円 | 6,000〜6,999円 | 7,000〜7,999円 | 8,000〜8,999円 | 9,000〜9,999円 | 10,000〜14,999円 |
15,000〜19,999円 |
20,000円以上 |
|
60代70代 | 5.0% | 23.7% | 20.3% | 11.9% | 5.1% | 5.1% | 6.8% | 5.1% | 5.1% | 1.7% | 6.8% | 1.7% | 1.7% |
50代 | 6.0% | 17.9% | 21.2% | 14.6% | 7.9% | 6.6% | 8.6% | 5.3% | 3.3% | 2.6% | 1.3% | 2.6% | 2.0% |
40代 | 10.2% | 18.1% | 13.6% | 16.2% | 9.1% | 6.4% | 4.5% | 6.8% | 3.4% | 2.3% | 6.0% | 2.3% | 1.1% |
30代 | 6.3% | 19.3% | 15.9% | 18.9% | 9.0% | 6.3% | 4.3% | 4.7% | 2.0% | 3.0% | 7.3% | 2.0% | 1.0% |
20代 | 4.1% | 12.2% | 24.4% | 17.1% | 5.7% | 7.3% | 4.1% | 6.5% | 6.5% | 4.1% | 7.3% | 0.8% | 0% |
10代 | 20% | 20% | 20% | 0% | 0% | 0% | 0% | 20% | 20% | 0% | 0% | 0% | 0% |
どの年代でも1,000円台から3,000円台が多くなっており、リテラシーが高いと思われる若年層と比べても高い年齢層も料金を抑えられている意外な結果となった。
※10代のサンプル数は少ないことに注意
携帯料金は高いと思うか
携帯料金は高いと思うかという質問に対する結果は以下の通り。
かなり安いと思う | やや安いと思う | やや高いと思う | かなり高いと思う | |
---|---|---|---|---|
3大キャリア | 0.7% | 14.3% | 61.0% | 23.9% |
3大キャリア格安プラン | 23.8% | 39.6% | 34.7% | 2.0% |
楽天モバイル | 38.5% | 51.4% | 10.1% | 0% |
UQモバイル | 18.4% | 57.5% | 19.5% | 4.6% |
ワイモバイル | 14.4% | 48.9% | 35.6% | 1.1% |
その他格安SIM | 50.5% | 41.8% | 5.5% | 2.2% |
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では「かなり高い」と「やや高い」を合わせると85%に上り、料金に対して不満があることが明らかとなった。
3大キャリア以外は安いと思う人の割合が半数を超えており、月の支払い料金に対する不安は比較的少ないようだ。その中でも、その他格安SIMは90%以上が安いと感じている結果となった。
乗り換えたいと思うか
今利用している携帯キャリアを乗り換えたいと思うかという質問に対する結果は以下の通り。
乗り換えたくない | 乗り換えたい | |
---|---|---|
3大キャリア | 61% | 39% |
3大キャリア格安プラン | 80.2% | 19.8% |
楽天モバイル | 77.1% | 22.9% |
UQモバイル | 85.1% | 14.9% |
ワイモバイル | 75.6% | 24.4% |
その他格安SIM | 81.3% | 18.7% |
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)以外は70%以上が乗り換えたくないという結果となった。
一方で、3大キャリアは乗り換えたいという人が40%近くに上り、他のキャリアよりも多いことが分かる。
乗り換えたい理由
携帯キャリア別の乗り換えたい理由の結果は以下の通り。
料金が高い | 通信速度が遅い | サポートが悪い | 使い勝手が悪い | |
---|---|---|---|---|
3大キャリア | 146票(83.9%) | 11票(6.3%) | 12票(6.9%) | 5票(2.9%) |
3大キャリア格安プラン | 15票(65.2%) | 4票(17.4%) | 2票(8.7%) | 2票(8.7%) |
楽天モバイル | 6票(27.3%) | 10票(45.5%) | 1票(4.5%) | 5票(22.7%) |
UQモバイル | 9票(69.2%) | 3票(23.1%) | 0票(0.0%) | 1票(7.7%) |
ワイモバイル | 17票(77.3%) | 2票(9.1%) | 2票(9.1%) | 1票(4.5%) |
その他格安SIM | 5票(31.3%) | 7票(43.8%) | 2票(12.5%) | 2票(12.5%) |
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を乗り換えたい理由は、料金が高いという意見が圧倒的多数で80%以上となった。
「3大キャリア格安プラン(ahamo・Povo・LINEMO)」と「UQモバイル」「ワイモバイル」についても料金が高いことを理由に乗り換えたいという割合が多いが、そもそもの票数は少ないことは留意した方が良いだろう。
「楽天モバイル」と「その他格安SIM」については、通信速度が遅いことへの不満が一定数あることが読み取れる。
乗り換えたくない理由
携帯キャリア別の乗り換えたくない理由の結果は以下の通り。
料金が安い | 通信速度が速い | サポートが良い | 乗り換えの手続きが面倒 | |
---|---|---|---|---|
3大キャリア | 29票(7.8%) | 69票(18.6%) | 84票(22.7%) | 188票(50.8%) |
3大キャリア格安プラン | 49票(38.0%) | 31票(24.0%) | 10票(7.8%) | 39票(30.2%) |
楽天モバイル | 72票(66.7%) | 6票(5.6%) | 6票(5.6%) | 24票(22.2%) |
UQモバイル | 58票(49.6%) | 14票(12.0%) | 8票(6.8%) | 37票(31.6%) |
ワイモバイル | 40票(39.2%) | 12票(11.8%) | 4票(3.9%) | 46票(45.1%) |
その他格安SIM | 63票(60.0%) | 7票(6.7%) | 3票(2.9%) | 32票(30.5%) |
乗り換えたくない理由として、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)、ワイモバイルは「乗り換え手続きが面倒」が最多だった。
料金は抑えたいが、手続きが面倒で乗り換えたくないという層がかなりいることが推測できる。
それ以外のキャリアは「料金が安い」という理由で乗り換えたくないと感じている人が最も多い結果となった。
携帯(スマホ)代の内訳
携帯(スマホ)代の内訳は以下の5つだ。
・データ通信料金
・音声通話料金
・端末本体代(分割分)
・オプション利用料金
1つずつ詳しく解説する。
データ通信料金
携帯(スマホ)代の内訳1つ目は、データ通信料金だ。携帯(スマホ)代の中でも占める割合が高い。
YouTubeなどの動画、音楽配信やゲーム、メールやSNSといったサービスの大半がインターネットに接続しデータ通信を行う為、これらを多く利用する人は容量がたくさん必要となる。
ただしWiFi環境下であれば容量は使われない為、WiFiが整った場所でインターネットを利用する場合にはあまり容量の多いプランは必要ない。
音声通話料金
携帯(スマホ)代の内訳として、音声通話料金も挙げられる。キャリアによって異なるが、大きく分けて以下の3つのプランが用意されていることが多い。
・電話した分の料金が加算されるが、家族間は無料
・5分以内(一回あたり)の通話し放題
・電話し放題
最近ではLINEなどのようにインターネット経由で通話を行うサービスもある為、自分の使い方に合ったプランを選択したい。
端末本体代(分割分)
携帯(スマホ)代の内訳の中で、端末本体代(分割分)も大きな要素の1つだ。契約時に一括支払いで購入していれば月々の支払いはないが、24回、36回などの分割払いにしている人も多いだろう。
最近のスマホは10万円前後の機種が多い為、分割でも携帯(スマホ)代の半分近くを占めている可能性もある。
オプション利用料金
携帯(スマホ)代の内訳にはオプション利用料金も含まれる。端末の故障時の補償や動画サービスなど種類は多岐にわたり、料金も300円程度から1,000円前後のものまで様々だ。
料金明細の中でも細かく書かれており見落としがちだが、いくつものオプションに加入しているとかなりの金額が掛かることになる。
契約中の携帯(スマホ)代を安くする方法
契約中の携帯(スマホ)代を安くする方法は以下の5つだ。
・契約中のデータ通信プランを見直す
・月々の利用データ通信量を削減
・電話を多くする方は音声通話オプションを追加
・不要なオプションは解約
・セット割のあるインターネット回線を併用
1つずつ詳しく解説する。
契約中のデータ通信プランを見直す
契約中の携帯(スマホ)代を安くする方法として、第一に検討したいのは契約中のデータ通信プランを見直すことだ。
毎月どのくらいデータ通信量を使っているのか契約中の通信事業者のマイページなどで確認し、それに合ったプランになっているか検討する。
毎月数GBしか使っていないのに使い放題プランなどになっている場合はデータ通信量の少ないプランに変更すべきだ。
月々の利用データ通信量を削減
契約中の携帯(スマホ)代を安くする方法として、月々の利用データ通信量を削減することも有効だ。
月々の利用データ通信量が減ればデータ通信プランを安いものに変更できる。
・アプリや動画コンテンツのダウンロードはWi-Fi利用時に行う
・ギガの減りが早いアプリのデータ使用設定を節約モードに変更する
・自動アップデート設定をOFFにする
・バックグラウンドでの通信設定をWiFiのみに変更する
・Wi-Fiアシスト機能をOFFにする
以上の方法があるので試してみると良い。
電話を多くする方は音声通話オプションを追加
契約中の携帯(スマホ)代を安くしたい場合、電話を多くする方は音声通話オプションを追加するのも1つの手段だ。
・5分以内(一回あたり)の通話し放題
・通話し放題
などのプランがあるので検討しよう。
不要なオプションは解約
契約中の携帯(スマホ)代を安くする方法として、不要なオプションは解約することも挙げられる。
契約時に無料で付けられたものの今は有料になってしまっているオプションや、今は必要ないオプションなどはすぐに解約しよう。
セット割のあるインターネット回線を併用
契約中の携帯(スマホ)代を安くする方法のひとつに、セット割のあるインターネット回線を併用することも挙げられる。
セット割のあるインターネット回線と併用することで携帯(スマホ)の基本料金が割引になる。
家族全員の携帯(スマホ)料金が対象となるのでかなりの負担軽減が期待できる。
携帯(スマホ)代を大幅に削減する方法
携帯(スマホ)代を大幅に削減する方法は以下の2つだ。
・大手キャリアの格安プランに乗り換える
・格安SIMに乗り換える
1つずつ詳しく解説する。
大手キャリアの格安プランに乗り換える
携帯(スマホ)代を大幅に削減したいなら、大手キャリアの格安プランに乗り換える方法がある。
現在3大キャリアを利用している場合には、格安プランであるアハモ・ポヴォ・ラインモに乗り換えるとかなりの節約になる可能性が高い。
20GBのプランを2,000円台で利用できるので、それ以上支払っている場合は乗り換えると良いだろう。
格安SIMに乗り換える
携帯(スマホ)代を大幅に削減したい場合、格安SIMに乗り換えるのも一つの手段だ。
UQモバイルやワイモバイル、楽天モバイルなどが格安SIMにあたり、あまりデータ通信量を使わない人なら1,000円台もしくはそれ以下に抑えることも可能だ。
自分の使い方に合った会社やプランを選び、賢く利用したい。